2020/05/01:開墾日記

畑出勤すると決まってバケツを覘き込み、トノコちゃんに挨拶している。近づくとすぐバケツの底にもぐっていたのに、最近はそばで会話をしても逃げなくなった。
いつも独りぼっちでいるので行く末はどうなるのだろうと思っていたのが、今日は二匹いたので驚いた。小さなカエルはトノコちゃんの子供なのだろうか?バケツの底に卵が横たわっているのだろうか?不思議な事だらけである。
そして子供カエルは生まれながらにふてぶてしいらしく、全く逃げる気配もなかった。

そして畑の見回りである。電気柵の下の雑草は伸びていないか、芽が出たか、元気がない苗があるかの視察をする。なにしろ週に1〜2日のペースで来ているので。

3月20日に植えたジャガイモはすっかり育ち、雑草との違いが分かりやすくなった。スギナとか生命力が強そうな雑草以外は、あえて残している。これは実験で、雑草と共存することでいい土が保てるのではないかと考えたものだ。
綺麗に雑草を取り除いた畝に水やりをすると、ゴボゴボと音を立てて流れていくのが聞こえるのだ。粘土質な土に保湿する力はないようだ。そこで雑草の根の力を借りてみようという事になった。

やっとゴボウ(3月末蒔き)の芽も分かりやすくなってきた。発芽率があまり良くなく、芽が出ていないゾーンがちらほらあるがそこは雑草生やし放題にしておくつもりだ。

我が家に来てから二代目になる綿の芽が出た。去年も見ているので「おぉ出てる!」とこちらはすぐ判明できる。間引きをするのが嫌になるくらい可愛いのう!こちらは乾燥を好むので雑草は適度に刈り取ることを考えている。

たぶんエゴマの芽だと思われる。シソの仲間なので、家のベランダにあるシソの芽に似ていることから、これじゃないかと推測してみる。

これもジャガイモ。M氏が持っていけと、自分の畑に生えていた苗を引っこ抜いて持ってきてくれた。そんなに荒々しく抜いて大丈夫なのかと心配していたが、元気に育っているようだ。

これもジャガイモ。東吉野さんがくれたもので、品種が「レッドアンデス」だったかな…。ジャガイモの芽が出る面を下にして植えることで丈夫な実がつくと教えてくれたが、時期がもう遅いので芽は上で植えた。
植えてすぐ芽がもう見えている。これは強そうなジャガイモだ。

甘いものが欲しくなるよね、ということで本日はデザート持参である。一応、ヨーグルトではあるが、乳酸菌で発酵させすぎた豆乳なので、プリンより固いおやつになってしまった。これは何度か試作してみたところ、ヨーグルトのようにドロドロになることは無いようだ。

本日のお弁当の「こだわり」は、すりおろしショウガをつけていることである。具がほとんど無いガンモドキとかき揚げを、ショウガを加えた醤油で食べたくてわざわざ持ってきた。ショウガがあるだけで、心が満ち足りる。食欲はお腹じゃない心で満たされるものなのだ(持論)。

開墾の進み具合は遅々としているが、これはこれで良い。開墾できていないスペースは雑草狩場や堆肥作場に使ったり、焚火するのにも都合がいい。今年は半分くらい開墾できていればいいか…と、最近はそんな気分になっている。