2020/05/04:開墾日記

昨日は畑への入口に並ぶ畝の作物たちを紹介した。今回は、奥の竹林そばの畝の自慢をさせていただく。
午後の日差しが竹林にさえぎられて、畑の中で一番日照時間が短いこの区画には、ミョウガ(4年目になる根と、今年購入した根)・ミツバ(東吉野さんからのプレゼント)・ドクタミ、いわゆる「野草」カテゴリーに入る作物ばかりを植えている。
秋になったらベランダのフキとユキノシタもここに引っ越ししてくる予定だ。

本日記では初登場のミツバ、東吉野さんの畑から5月1日に引っ越してきた。当初は元気だったのに日に日に萎れていって心配していたところ、脇から新しい芽が出ていた。いったん枯れて、再生するこの生命力よ。
東吉野さんはあちこちに畑を持っていて、そのうちの1区画が放棄地のようにボウボウ草が生えていて、これが何とも言えないくらい素敵な土地なのである。セリ、ミツバ、ウルイいろいろ自生している。野草ゾーンを目指してせっせと様々な場所から植物を運んできている私にしてみたら、理想的な畑だ。

ミョウガの芽があちこち出て来るようになった。今までのプランター栽培とちがって、伸び伸びと成長してくれることだろう。出てきたばかりのミョウガ芽は、笹の芽と間違えてしまいそうになる。これも今までのプランター栽培では無かったことだ。

ゴボウの芽が、三日前より大きくなっている。25〜28°の初夏の季節が続いているので、成長のスピードが速いのだろう。それにしても早すぎる。

綿花は5月1日からの変化といえば、発芽が増えた事くらい。せっかく採取したからとたくさんの種を蒔いたので、さらに多くの芽が出てくるかもしれない。

ずっと判らなかったエゴマの芽だったが、本日ようやく「これに違いない」と確信した。本葉にエゴマらしさが出ている。シソと確かに似ているが、モッソリとした堅そうな葉っぱの具合、強そうな濃緑色は、間違いないと思う。

さて最後にジャガイモゾーンに向かう。レッドアンデスの芽がすごい勢いで成長していた(三日前の様子はこちら)。たったの三日でこんなに変わる

ところが、M氏が自らの畑から引っこ抜いてきたジャガイモがおかしい。葉が萎れている。観察をしてみたところ、葉のあちこち虫に食われた穴があり、テントウ虫がびっしりと茎から芽、葉の裏にまで取りついていたのである。テントウ虫は害虫を食べてくれるという認識があったのだが、どうもおかしい。何か違う。しかも3匹も4匹も重なり合って交尾しながら歩いているしよ!
一番下の畑の主のところに、話した事はなかったが思い切って教えを乞いに行った。すると「テントウ虫ダマシ」という名前の、ジャガイモやナスに良く付く害虫で、指が真っ黄色くなるくらい潰し回っていると言う。
指で直に潰すのは抵抗感があったので、石で一匹ずつ抹殺していく。トノコちゃんが食べるかもしれないと思い、数匹をバケツに放り込んだが一匹を飲み込んだっきり後は見向きもしなかった。

テントウ虫ダマシで午前は開墾どころではなかったな…と語り合いながら、昼飯にありつく。小鰯の失敗した豆腐ハンバーグ、甘辛ゴボウ、シシトウの醤油炒め、生ハムにサラダだ。大好物づくめのお弁当、そりゃあ自分で作るとそうなるね。

開墾の進捗状況は、終了時点で段々畑を二段形成し、キビの種を蒔いたところまでいった。早く雑草が生えて、段差を丈夫にくれれば良いのだが。
そして終了間際に、M氏と不定期ミーティング(挨拶まわりをしているだけだが)。M氏は耕運機の使用を前提に考えているので、段々畑には不賛成のようだった。しかし、害虫には木灰が有効だという耳よりな情報を教えてくれた。明日は開墾よりも害虫退治に全力を注ごう。

※カエルが面白い行動をしたので動画を撮影し、HPに初アップしてみる。