2020/05/06:開墾日記

朝から早速、テントウ虫ダマシがつきまくったジャガイモに灰をふりかけていく。
ここで我々は灰問題に突き当たったのだ。今まで刈り取った草や竹を無造作に燃やしていた時はまったく気にしていなかった「土落とし」が、気になりだすようになった。灰を焚火跡から取ろうとすると、ゴロゴロと硬い固形物が転がっていて、サラサラとした綺麗な灰が取れにくい。
恐らく、固形物の正体は「土」だと思われ、根っこについていた土をそのまま焚火に放り投げる事によって、その土が高温に固められたものだのではないかと推測する。イメージとしては須恵器や土器に近い。
灰を再利用したいのであれば、根っこを丁寧に土落としするか、別処分にしなければなるまい。本問題は開墾が一段落してから考えることにして、当面の間は、フルイにかけて選り分けるしかない。

効果の程度であるが、夕方のチェックの時には、テントウ虫ダマシがかなり減っていて、8匹ついていた苗では2匹になっていたので見込みはありそうだ。100%駆除を目指すなら薬しかあるまい。

午前いっぱいは竹林からの切り出しに取り掛かる。電気柵の下の雑草防止用と、インゲン豆の支柱用である。これが思ったよりの重労働で、竹一本を切り出すのに時間がかかってしまった。

まず、良さそうな太さであること、竹林から運び出しやすい位置にあること(奥だと他の竹にひっかかって引っぱり出せない)を条件に、目ぼしい竹を探す。いざ切り出すと、ノコギリがなかなか通らないわ、竹が倒れる瞬間が怖いわ、先っぽの枝が他の竹と絡み合ってひっぱれないわ、ギャアギャア言いながらの切り出しになってしまった。

合計3本の竹を切り出しした。ここから枝を切り落としをし、4分割〜8分割にしていく。枝は灰作りに使えそう。
M氏から借りた竹割り器で割ってみるも、竹の弾力ではじき返される感じでうまく通らない。無理やりハンマーで連打したらポキッと竹割り器の一部が欠けてしまった。ホームセンターでは7000円で売られていたものだったので焦った。M氏は年季も入っているしいいよと言ってくれたが、今後はもう借りることは控えよう。

午前はこんな感じで竹作業で費やしてしまった。Youtubeで見て出来そうな感覚に陥ることのギャップを思い知らされる。世の中、そんなに甘くないよ!ってことかね。とにもかくもくたびれてしまった。
昼のおにぎりは、3年前の春(2017/5)に鹿児島旅行して以来ちょこちょこ集めている竹の皮を包みに使ってみた。包みにくくはあったが、お弁当の雰囲気のいいアクセントになっている。包み順が違っているのかもしれない。皮を横に置いて、上下を先に折り曲げてから左右の折り曲げにすべきだった気もする。

午後は開墾と、インゲン豆の支柱の差し替えをした。一本突き立てただけの支柱だったが、苗を挟むように二本立てて、てっぺんで結ぶようにして作った。竹を細く割るのが難しく、太すぎると地面に突き刺しにくくすぐ倒れる。地面が硬すぎるというのも問題なんだろう。たぶん、台風とまでは行かなくても強風が吹いたらすぐ倒れるとは思うが、これで良しとしとくか。